今回レビューするのは『Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord』です。
大人気作品、初代ウィザードリィのリメイク版です。筆者はダンジョンRPGが好きでウィザードリィにも興味を持っていたので、こうしてSwitchで遊べることを嬉しく思います。
それでは記事のほうに進みます
※ネタバレには気をつけていますが、内容をほのめかす文章や画像が出てくることがあります。あらかじめご了承ください。
作品の概要
ジャンル | アドベンチャー、ロールプレイング |
プラットフォーム | PC、Xbox One、Xbox Series X|S、Nintendo Switch、PlayStation 4、PlayStation 5 |
プレイ人数 | 1人 |
冒険者たちを集めてパーティーを編成、狂王トレボーの城塞都市に隣接した地下迷宮を探索し、邪悪な魔導師ワードナに奪われた魔除けを取り戻そう。様々な強敵と戦い、罠を避け、迷宮の奥底に進み、最後に待ち受けるのはワードナとの直接対決だ。
Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
ボリューム
約30時間でクリア。
一応ラスボスを倒すという目標は達成しましたが、ゲームとしてはまだまだ遊べます。なのでボリュームはけっこうあるほうだと思います。
良かったところ
高難易度ゆえのハラハラ感
今まで優しいダンジョンRPGばかりやってきたので、クリティカルで即死したり麻痺でなにもできなくなったりと、簡単にパーティが半壊するのは恐怖以外の何物でもありませんでした。やたらと先制攻撃してくるし……。
そんなわけで、レベル上げばかりしていました。マップ埋めよりレベル上げの時間のほうが長かったのは今回が初めてかもしれません。
ただ、そのレベル上げが楽しかったです。常に死と隣り合わせというか、いつ全滅してもおかしくない緊張感があったからレベル上げに飽きなかったのかなと思います。魔術師の魔法が強くなるたびに敵を一掃しやすくなっていくし、そこらへんのバランス感はさすがだなと感じました。パーティが強くなったあと、苦戦していた階を風を切って歩くのは気分が良かったです。
それでも、階を進めばまた気が抜けなくなる。とにかく引き際が肝心で、どこまで進むか、いつ拠点に戻るかの判断が最後まで大事になります。そういう難易度だからこそ、マップを埋めきりクリアしたときは達成感がありました。
レベル上げのことばかり書いてしまいましたが、マップを埋める楽しさもちゃんとあります。びくびくしながら扉を開けつつマップを埋めていくのはきっと、ウィザードリィの醍醐味ですよね。宝箱っていうご褒美もあるし、難しいけど王道の楽しさがある作品です。
充実してるモンスター図鑑
遭遇したモンスターの詳細を図鑑で見ることができます。
戦闘中にモンスターのことを調べておく必要がありますが、どういうモンスターなのか、なぜダンジョンにいるのかという背景が知れるので面白いです。ドロップするアイテムなども分かるようになります。
気になったところ
たまに操作不能になる
戦闘中、たまにキャラクターが攻撃等の行動をしてくれなくなります。4、5回はあったと思います。
オートセーブなので起動し直せば良いのですが、焦るし少し面倒でした。
総合評価
感想まとめ
ウィザードリィ初心者でしたが楽しめました。
序盤は蘇生のせいで金欠でしたが、要領を得てからはあまり死ななくなったし、リメイクを出すにあたってかなり調整されたんだろうなということが窺えました。ありがたいことです。
リメイク版のオリジナルだけでなくクラシックも選べるので、ベテランと初心者の両方が満足できる作品となってます。ぜひ遊んでみてください。
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