今回レビューするのは『UN:LOGICAL』です。
雰囲気の良さとイラストに惹かれてから、ずっと発売日を楽しみにしてました。
VRゲームがメイン舞台ということで色々と複雑そうな本作。謎多きストーリーを期待して遊んでみたいと思います。
作品の概要
| ジャンル | 乙女ゲーム |
| プラットフォーム | Nintendo Switch |
| プレイ人数 | 1人 |
駆け出しのサウンドクリエイターとして活動する主人公――環無は、
ある日、音楽ユニットを組んでいる相方の藍のもとに届いた奇妙なメールを見せられた。「あなたは選ばれました。アンロジカルに招待します」
開発中のVRゲーム『アンロジカル』の世界に強制ログインさせられた彼女は、そこで出会った謎の青年・雅火に「運営に協力しろ」とスカウトされる。
行方がわからなくなった藍を探すため、彼女はゲームの『運営側』として仮想空間で奔走することになるが……。
――NPCである『見習い天使(スピリット)』の存在意義。
UN:LOGICAL | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『一般参加者(プレイヤー)』たちの生死を脅かすゲームのルール。
協力し合い、敵対し、疑心暗鬼の中で芽生える感情は――
ボリューム
総プレイ時間は60時間。オート再生、既読以外スキップなしでの時間です。
個別ルートはそれぞれ10時間弱くらいで、どのキャラも等しく長めでした。ボリュームあります。
キャラクター・グラフィック


キャラクター
平均年齢が高く、頼りになるキャラが多い。主人公も真面目かつ過剰すぎない正義感を持ってるので、全体的にバランスが良くメインキャラにストレスを感じることは殆どありませんでした。
全くなかったと書かなかったのは、最後まで言い分や行動に納得できなかったキャラがいたからです。気にしすぎなのかもしれないけど、個人的にはモヤモヤしました。
グラフィック
立ち絵とスチル、共に綺麗です。
特に、Live 2Dが自然で口パクも滑らかな立ち絵には感動しました。ひとつのセリフの中でも表情が変わったり目線が動いたりするので『そこに本当にいる感』があります。
シナリオ


面白い物語が待ってるに違いないという、期待感満載の共通ルートから5人の個別ルートに分かれていきます。
主人公たちは運営が考えたゲームをクリアしていかなければならないのですが、ルートによって違う内容のゲームになるのが良かったです。マンネリ感がない。ゲームに絡めてキャラのことが分かっていく過程はかなり丁寧だし、それとは別に盛り上がりどころも用意されてるので、エンディングまで長めだけど飽きずに読めました。
注意点として、身体的に痛い目に遭うキャラが複数人います。そういうのは軽くても無理だなって人は気をつけてください。
それと不満に感じた点をひとつ。最後に判明するパスワードを入力することで見られる真相ルートのようなものが、それまでと違って非常にあっさりしてました。エンディングまで1時間くらいだったかな。壮大な大団円を期待していたので「これで終わり!?」と思わず声を上げそうになりました。たぶん、真相ルートというか単なるネタばらしだったんでしょうね。ラストがこうだと微妙な印象が残ってしまうので残念です。

攻略についてですが、ちょうどいい難易度で楽しくプレイできました。2種類ある好感度を調整しながら進めないといけないけど、そう悩むこともないし、選択肢スキップがあるから選択肢が多くてもやり直しが苦じゃなかったです。
意味のあるバッドエンドが多いのもポイント高し。個人的に悲しいエンディングはあまり見たくないのですが、そういう未来もあり得たと思わせてくれるような結末ならつい回収したくなります。
糖度
キャラによりますが基本的に激しさはないです。どのシナリオも、まずは目の前の問題を解決しようねって感じで話が進んでいくので。
ただ、ショートストーリーの後日談が甘いので物足りないぶんはそこで補えます。
おまけ要素

コンプリートスチルにショートストーリーに一問一答と、新作とは思えない充実っぷり。
ショートストーリーは全部で20個あって、メインキャラとサブキャラ両方の物語(簡単な掘り下げだったり後日談だったり)を読むことができます。もったいぶらず、おまけとしてつけてくれることにありがたみを感じます。
総合評価
感想まとめ
全体的に作りが丁寧で、ムラがなく読みやすかったです。現実世界に戻るたびにチャット欄が更新されるところとか細かいし、メニュー画面のデザインなども含めこだわりが伝わってくる作品でした。
明確にマイナスだと感じたのはラストの描写くらい。それ以外はプレイヤーの好みによると思うので、キャラや世界観が気になったのならぜひ遊んでみてください。


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